妊娠と受動喫煙
ご質問がありましたので、お答えいたします。
副流煙・・・タバコの煙
受動喫煙・・・この煙を吸う事
現在よく耳にするのが、喫煙者より周りでタバコの煙を吸い込んでいる人の方が、体に害があるという事。
タール・・・主流煙1に対し副流煙は3.4倍
ニコチン・・・主流煙1に対し副流煙2.8倍
※厚生労働省(タバコのリスク)より
体に及ぼす影響
職場や、家庭などで受動喫煙されていると、肺がん・心筋症・心筋梗塞・脳卒中・乳がん・肺疾患などの健康障害を起こしやすくなります。
身体に及ぼす影響は、喫煙者と同じ、もしくはそれ以上です。
こちらもご覧ください。http://enbi704.com/archives/766
実際どの位、受動喫煙をすれば害になるかは、個人差があるので明確には言えませんが、目安として1日40本位吸われる方と1日10時間以上一緒に居るとタバコを4本程度吸っていることと同じと言われています。(※日本禁煙医師連盟より)ただ、タールやニコチンが多く含まれているのは「副流煙」という事をお忘れなく。
胎児に及ぼす影響
受動喫煙の量が多くなると、血管が収縮し、うまく胎児に栄養が行きわたらなくなります。
酸素濃度も下がり、胎児は苦しんでもがくそうです(T^T)
どのようなリスクが高まるか
主に出てくる症状は、「低体重児出生」です。
他、発達遅延や、神経の障害。死産、流産、早産、ダウン症、喘息やアレルギーなどの確率を高める事になります。
突然死症候群の原因の1つとして「喫煙」があります。受動喫煙も大量になると、その危険性も高まる事になります。
母乳からもニコチンが・・・
蓄積されたニコチンは、赤ちゃんに不眠・おう吐・下痢などのニコチン中毒症状をおこします。
子供が受動喫煙をすると・・・
喘息、気管支炎、中耳炎などにかかりやすく、風邪も引きやすく治りにくくなります。
一番気を付ける時期は?
妊娠2ヶ月までと、出産2ヶ月までとされています。
妊娠2ヶ月までは、胎児の脳や各器官が形成される大事な時期です。
出産2ヶ月までは、受動喫煙であっても突然死するリスクが高まるからです。
止める事、避ける事は、簡単な事ではありませんが、
どうぞ、家族の幸せのために、考えてみてください。
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